PoBtanのブログ

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ハイレゾを導入し、聴いてみて思ったこと(変わったこと編)

【導入編】→https://pobtan.hatenablog.com/entry/2021/08/21/125233

【体験編】→https://pobtan.hatenablog.com/entry/2021/08/24/195350

と言うわけで、これがこの8月の初めに起こったことなのですが、そのようなぼくにとっても予想外といった良き出来事が、ぼくの生活に起こした変化について書きます。

まず、なんと言っても机に座っている時間が増えました。音楽を聴くのがとても楽しいからです。もちろん今までも机で座って音楽を聞いてはいたのですが、ブルートゥーススピーカーで聴くのと、ハイレゾで聴くのとでは楽しさがまったく桁違いです。今持っている音源が一気にすべてリマスタリングされたもののようなわけで、もう聴くのが楽しくて仕方がないと言った感じです。

これはなんていうか、初めだけだろ?物珍しくて嬉しいから底上げされてるだけじゃね?すぐ飽きるんじゃ?と言う意見も出そうですが、まあそんなことはないと思います、たしかに机に座って聴くことにはいずれ飽きるというか、慣れてしまうかもしれませんが、それでハイレゾの感動とか体験とか楽しさが減ったわけではありません。今のところまったく別物の体験だと言えるでしょう。

いままでは、なんとなくボケっと音楽が聴きたいなと思うときには、車に乗ってアルバム一枚分の時間、当てもなく徘徊しながら聴くという、地球にも財布にも厳しい事をしていたのですが、少なくともそれはやらなくなりました。自分でも吃驚するような状況です。とはいえ、ドライブしながら音楽を聴くと言うのは、音質云々とはまったく違う楽しみなので、それはいずれまたすることになると思います。徘徊というのは良くないにしろ。

音質とは関係がない、という話に及んでしまったので、厳しいことも書かなくてはいけないのですが、まあはっきり言いますと、ハイレゾ環境では、サブスク、少なくともぼくが知っているSpotifyYouTubeなどは聴けなくなりました。とにかくもう、良く聞こえない上にキンキンするというか、もう、目にとって眩しくて目を細めなくてはいけないようなもので、音が悪いというよりも、不快なのです。嫌な言い方であることは承知なのですが。

しかしそれは良いとか悪いとかの問題ではないと個人的に思います。サブスクには音質とは別の価値があります。例えば車で音楽を聴く事を先ほどあげましたが、ロードノイズのなかで、また限られたシステムで聴くなら、別に構わないわけで、例えば、気になるアーティストの新譜が出たから、車でサブスクでサラッと聞こうとか、そういうことは全然ありでしょう。また外で音楽を聴くなら今ではほとんど分離独立式のワイヤレスBTイアフォンでしょうし、それならハイレゾなどまったく必要ないと言えます。

まとめると、飽くまでぼくにとってはということですが、ハイレゾは音質以上の、体験としての価値があったと言えます。音としてはレコードの方がやはり好きですし、あえていうなら高精細すぎる音が少し疲れます。慣れかもですがアルバム3枚も聴いていると少し休もうという気になります。しかし、もともとレコードとCDをふたつ買う人もぼくを含めて少なくないわけで、それなら3万円と少しの投資で全ての音源がハイレゾで聴けるというのはお得感がある、というかお得でしかありません。音楽好きでデジタルデータを大量に持っている方は損はしないので是非勧めたいと思います。

なにしろ2回言いますが、すべてリマスタリングされたようなものなので、すべてもう一度は聞きたいと思わせてくれただけでも素晴らしいです。ぼくは8月誕生日だったのですが、なんとも良い体験をもらったみたいでホクホクなのでした。

 

導入編、体験編、変わったこと編と、3回にわたって結構長いエントリになりましたが、参考になれば幸いです。