PoBtanのブログ

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コンパクト・ディスクは無くならないっ!

先日なんかの記事で松任谷由美の50周年ベスト盤についてのインタビューが載っており、最後に彼女が、「CDはもう無くなるのでしょうね」旨の発言をしていて、「いや、無くなるって思ってるのに出すんかい!」と心の中で突っ込んだのですが、まあこれは50アニバーサリーの企画もののようなものなので記念盤として出す。ってことか。ていうかCDの最後の花道を飾る。とかいう意味もあるのかなあ。とまあ納得したわけです。荒井由美時代はともかく、松任谷由美自体はそれほどファンというわけでもないのですが、まあリスペクトの意味も込めて買いましたよね。

というわけで、今でもぼくはCDを買っています。他にもオザケンの『犬は吠えるがキャラバンは進む』限定盤と特装の限定シングルを買いました。『犬キャラ』は実に3枚目です。流石に高いしどうなんと悩みましたが、オザケンディスコグラフィーは短冊CDも含め全て持っているので買わざるを得ませんでした。音は良かったです。あと最近では『ファイト!』がどうしても聴きたくなったので中島みゆきのベスト『大吟醸』を買いました。これについては買ってすぐ後に『予感』の中古アナログを見つけて買ってしまったのでちょっとやっちまったなという感じではあります。それに『大吟醸』は内容にちょっと不満というか何と『糸』が収録されていないのですよウーム。

他にもあまり大きな声で威張って言うことではありませんが中古のCDも漁って買っています。主にサブスクにないものや、若い頃ちょっと欲しかったけど予算的に買えず、視聴やレンタルで済ましていたものなどは良値で見つけたら買うようにしています。

このサブスク時代になぜサブスクにあるCDを買わないといけないのかと問われるとちょっと返答に困るのですが、まあ懐古主義的な意味があるのは否定できません。CDを音楽体験の原体験として持っているものとしては若い頃に欲しかったものがまずまずの値段で買えるとなるとやっぱり欲しくなるのです。

しかし一番の理由としては、ぼくはユーミンとは違いCDは復建はしないかもしれないが無くならないとなんとなく思っているからです。その理由としてあるのは世界中に今現在何十億枚、下手したら百億枚単位であるであろうCDがそのまま全てゴミになるとはちょっと考えづらい。そしてぼくと同じようにCDを原体験として持っているリスナーもたくさんいるわけで、その人たちが全てCDをもはや価値のないものとみなすというのもまず考えづらいのではないかなあと思うからです。

それにこれからどうなるかはわかりませんが、少なくともぼくはCDの音はそれほど悪くないと思っていますし、ロスレスリッピングして24bit/96hzの擬似ハイレゾで聴く分には今のところサブスクの音より圧倒的にいいと感じています。

レコードが復権して、それはなんかレトロだとか、あえて手間をかけて聴くのがエモい。みたいな評を報道では見ることが多いのですが、いやなんと言っても音がいいからだろ。と個人的に思うのですが、まあどういう音がいいのか、音質がいいとは何かというのは一概に言えるものではないので記事にはできないのでしょう。話がちょっとそれましたが、それならばCDが復権しない理由も特にないのではないかと思うのです。まあCDとレコードがあればレコード買いますけどね。

というわけでCDは今でも買っているし、これからも買い集めるでしょう。場所をとる。という問題については特殊ジャケットのものを除いてはケースは捨てることにしています。お願いですから懐古厨とか旧時代人間とか言わないでくださいね。人にはそれぞれの想いや、事情なりがあるのです。なんとかよろしくお願いします。