今週末はフジロック2021が、どうやら開催されるようです。
このご時世、この1年半というものいろいろありまして、開催する是非、背景等にまあ個人的感情や意見もあるのですが、とりあえず音楽フェスの火を消さないということで良かった?のか。オリパラもそうですが、まあそれは後世で評価されることでしょう。
この時代に生きて、ブログという極めて個人的であるにせよ一応文章を書くことをしていて、新型コロナ、COVID‑19パンデミックについて書かないわけにはいかないので、そのうち私見を書こうと思っています。
話を戻しまして、ぼくは1度、2008年にフジロックに参加しています。初めてのフジロックで一人参加だったので右も左も分からない状態だったのですが、まあすごいなーと思ったことは覚えています。しかしどのアーティストを見たか、何を食ったかとかそういうことは殆ど覚えていません。なぜなら、フジロックに一人参加を決めた唯一で最大の理由だった、マイ・ブラディ・ヴァレンタインが見られたからです。トリだったマイブラの前はカサビアンで、ロック・キッズが大暴れしていたのですが、そこをもみくちゃになってなんだか動かされてあれよあれよという間になんと!最前列のど真ん中に来ることができたのです!
そこで見たマイブラのライブというものはまあ圧倒的で、美しいメロディーとヴォーカルを包み込むものすごいギターの音色。あまりに素晴らしく完璧で、感動し気持ちよくなったぼくは、不思議なことにもう眠りそうになってしまうという、意味のわからない体験をしました、おかしなことですが本当に感動するとよくわからないことが起こるのだなあと。そういう体験はたぶん一生に何回もあるものではないと思います。
そういう圧倒的な体験をさせてもらったので、フジロックには感謝していますし、もちろん応援していますし、頑張って欲しいと思っています。日本人アーティストしかでませんが、ひっそりとyoutubeで参加します。
この状況下で、「フェスの火を消さない!」という大義名分はたしかに少し牧歌的にすぎるというか、民意をあまり顧みないという批判は免れないでしょうが、大げさに言えば日本の文化的財産なので、決行しなければならない、ということもまあ理解できますし、気持ち的には応援したいと思います。
参戦される皆さんは制限のある中ですが、ルールを守ってどうか気をつけて楽しんでください。